2013年6月20日木曜日

看護情報学特論メモ

先週で看護情報学特論の先生による講義が終わり今日からは学生のプレゼンです。
先週までのとこを少し振り返ってみます。

●保健医療における三つのコミュニケーション

医療者-医療者
医療者-消費者
消費者-消費者

研究を行ううえでも自分がどこに関心があるのかをはっきりとさせる必要がある。
私は医療者-消費者、消費者-消費者か。

●意思決定について
・医療選択における意思決定支援が重要となってきているが、 
意思決定がうまくできた人は余後がよい。
意思決定支援の研究に関しては乳がんの研究が多くある。
その理由としては、数がおおいことや、急性のものに比べて時間がとれる、治療選択がある程度決まっているということがある。
・流行のアマゾンの1クリックで買い物できるというのは合理的意思決定が働いていない。
・リスクコミュニケーション
・ベイズ統計 事前確立をかける
・医療者はコミュニケーションにおいて上手く伝えるための鉄板方法があると思い込んでいたりするが、コミュニケーションは多様な人と多様な人の掛け合わせである。
・講義の一番前でうなずいている人ほど学習理解が伴っていなかったりするのは、批判的な見方や考え方が欠けているから()
・エビデンスは個別性に欠けているのか?
エビデンスは多数から出てくるものであるが、そのエビデンスを使って個人が考えることができるものである。その意味ではエビデンスとは個別性適応するものと言える。
・ランダムに起こる事象からたまたま何かが続くとそれを信じてしまう。
例、1/2の確率のギャンブルを始めたら勝ち続けた人は自分が強いと考えがち。実際には単なるビギナーズラック。実証するにはexcel関数で0、1をランダムに出すと分かりやすい。
・可能性のある選択肢を悪いとこばかり見てつぶさないのが大事
メリット、デメリットを挙げる
この場合これがいいとか悪いとか考えない
・生存率は99%という場合と、死亡率は1%という場合では、意志決定の結果が違ってくる可能性
→どちらも言うべきだという考えがある
・社会調査での質問方法など
例、あなたは安倍内閣を支持しますか、支持しませんか。


●Social media
・キュレーションとは?
自分に合った情報を取り出すことができる。情報と人を結び、さらに人と人のつながりをも生む。キュレーションのサービスとしてはGunosyなどがある。Content Management System。
facebookなどはその人がどのような過去を持つかがわかる。つまり相手の文化を知ることができる。
・アーカイブスの重要性。民主制。今後私たちが死んだ後のfacbookはどう残るのだろうか。
現在、死んだ後にメッセージを送るソーシャルメディアも出ている。
lay knowledge
lay epidemiology
・情報からものをみることで、思考様式が変わっていくこと「情報学的転回」(西垣,2006
1患者1カルテ。電子カルテは患者に見えることが必要。他職種の人が自分のカルテに記述を行っているのを見えることが患者の満足につながる=患者のための電子カルテ化。現在は医療者のための電子化。海外では患者ポータルなどがある。
・ICTを使った障がい者からチャレンジドへ!プロップステーション



●ヘルスリテラシー、SOCなど
・ヘルスリテラシーの向上方法はあるのか?
ほとんどエビデンスは無い。唯一言えるのが参加型プログラム。
Nutbeam,2000の論文は読まれてるランキングがずっと1
・アドボカシー→代弁する(ここに情報を得られず、健康になれない人がいますよ!)
・相対的貧困 所得50%以下の家庭 日本では15%位 先進国の中では高め
この15%のうち50%は母子家庭が占めている
・健康生成論  疾病 ←リスクファクター サルタリーファクター→ 健康
・Sense of coherence 首尾一貫感覚
1)わかる 2)できる 3)やるぞ (蛯名先生)
distress eustress 
・ラザルスのストレス評価 1)ストレスかどうか2)対処可能か3)意味づけ
・SOCを上げるような介入=病気になってよかったといようなポジティブな考えを看護介入において成し遂げる
・Benefit finding 
RCTを行い一方は毎日普通に日記つけてもらう、もう一方は毎日何かいいことを見つけて書いてもらう。後者のほうが回復は早いという研究。
・ヘルスリテラシーは社会関係資本ソーシャルキャピタルの資源と言われている。
・健康や疾病という刺激に対してどう反応するか⇒学習に通ずる。


まだまだありますが、今から特論が始まるのでざっとメモです。
また整理して書ければいいと思います。
このスライドは研究室のページにあります(中山研究室)。






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